【お知らせ】寄附のお願い 北海道大学新聞編集部

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平素は北海道大学新聞編集部の活動にご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。北大新聞は今年で復刊6年目を迎え、2026年の創刊100周年に向けてその活動の幅を益々広げております。この度、北大新聞を応援してくださる皆様に不躾ながら寄附のお願いを申し上げます。

SNSの高度な発達により誰でも情報発信ができ、そして新聞という媒体が「斜陽にある」とまで言われる昨今。学生新聞は厳しい局面に立たされています。北大新聞もその例外ではありません。2012年、発行していた北海道大学新聞会が廃会し、北大新聞は廃刊となりました。

しかし、その後有志らの手によって2017年に復刊構想が立てられ、旧新聞会卒業生の支えもあり、ネットメディアとして、北大新聞は復活を遂げました。大学内のイベントやニュース、学生の活動の取材・発信など、北海道大学の新聞としてその責務を果たしてきました。最近は「学生でしか伝えられない視点」を重視し、志を共にする仲間たちと共に精力的に活動を行っています。

現在の部員は約20名。ひと月の発表記事は約5本、webサイトのPV(ページビュー)数も約1.2万/月と、徐々に「持続的な」メディアとしての体裁が整ってきました。一方で、未だ住所を持たず、交通費などの取材経費や取材に必要なカメラなどの機材は個人に任せているのが現状です。また、北大新聞は特定の団体や価値観から独立している必要があります。今後の北大新聞の活動継続には、事業収入だけでなく経済的な基盤が不可欠です。

「新聞は固くて、古い」。そんな言葉を耳にすることがあります。しかし、私はそうは思いません。受験特集「どんな道でも、道は道」の取材・執筆には約半年を費やしました。1年前、「紋切り型の合格体験記ではなく、本人が入学後にどう過ごしているのか、その思いは何か、しっかり迫った文章が書きたい」と語った先輩の心意気に感銘を受けました。私が扱ったのは、「別の大学に行きたかったけど北大生になってしまった」人。「学歴偏重主義はけしからん」、「大学に入学してからの方が大事」。世間ではこんな言葉をよく耳にします。しかし、そうは言っても進学校卒業のプライドや志望大学への熱意、それ故のコンプレックスやどうしようもない焦り、その全てを、読者に伝えるにはどうしたらいいか本当に悩みました。「この表現は特定の人にとって侮辱的ではないか」、「共感性の低い話になってしまったどうしよう」。取材相手の意図を汲み、読み手を想像し、適切な表現を散りばめる。元々文章を書くことにある程度自信はあったものの、自分の手には負えきれず、先輩や同級生と議論を重ねやっとの思いで発表に至りました。発表した記事はSNSでも話題となり、多くの読者の共感を得ることが出来ました。中でも、初対面の人に「受験の記事読んだことあるよ」といってもらえた時には、喜びのあまり拳を握りしめずにはいられませんでした。

世の中にある、理不尽や不可解な事、一見「めんどくさそう」に見えることを、自分の視点と言葉で、多くの読者に分かりやすく、的確に伝える。新聞の「固さ」はこの地道な作業に由来し、それが出来るからこそ新聞にはまだまだ価値があるのではないか。そう思った瞬間でした。

北大新聞はまだまだ発展途上のメディアです。たまたま北大新聞という媒体を目にした、しがない北大生が必死になって文章をしたためる。今となっては当たり前の風景ですが、この光景は北大新聞を創刊・運営し、北大新聞を様々な形で支援し、そして実際に記事を読んでくださる全ての関係者の皆様のおかげで、はじめて成立するのです。おかげさまの気持ちを忘れず、今後も精進してまいりますので北海道大学新聞編集部へのご支援よろしくお願いいたします。

北海道大学新聞編集部 代表 高野鉄平

北海道大学新聞編集部 会計報告

北海道大学新聞編集部 寄附金 振込先

お振込先:ゆうちょ銀行札幌支店(店番908)

名義:北海道大学新聞編集部

口座番号:5009878(ゆうちょからの場合最後に1を追加)