2596人の大学生活が幕開け 令和6年度入学式
本学の令和6年度入学式(学士課程)が4日、北海道立総合体育センター(北海きたえーる、豊平区)で行われ、新入生2596人の大学生活が幕を開けた。
全新入生が一堂に会する コロナ禍明け5年ぶり
昨年度は午前の部と午後の部の二部制で実施されたが、今年は5年ぶりにすべての新入生が一堂に会した。保護者の人数制限もなく、会場では家族や友人と記念撮影をする新入生の姿が多く見られた。
宝金清博総長は告辞で「(北大は)『Be Ambitious』の精神を150年受け継いできた大学。皆さんも今日からその一員です」と呼びかけ、新入生を激励した。
式典の後半では、チアリーダー部、応援団・応援吹奏団による演舞や、交響楽団による演奏、合唱団による合唱が行われ、新たな門出を祝福した。
入学者の声
東京都出身で総合文系に入学した三代澤志音(みよさわしおん)さんは、1年間の浪人生活を経て合格を勝ち取った。念願だった大学の入学式を迎え、「いよいよ大学生か」と実感が湧かないながらもワクワクとした気持ちだという。話すことが好きという三代澤さんは、「(大学で)いろんな人と会って、いろんな刺激を受けたい」と期待を語った。
石川県出身で総合理系に入学した大島龍星さんは、1年間の浪人生活を経て北大に入学した現在の心境を「報われた気分だ」と話した。入学後に進路を選択できる総合理系の制度を生かして、「自分の興味がある分野を見つけ、自発的に学んでいきたい」と意気込んだ。
道外出身者が約7割
北大によると、今年度入学者2596人(男子1839人、女子757人)のうち、現役生は1866人(71.9%)。道外の高校の出身者は1759人(67.8%)で、過去10年で最多だった去年と同じ水準となっている。
(取材・執筆・撮影:高橋)