学生記者VS北大入試、代表が現代文に大苦戦…？【2024年度国語第1問】
第1問（2）
2ページ7〜11行目、疲れた身体はまるでゾンビだとのことです。ゾンビはゲーム中に気に留められないで＝「忘却され」てバッキバキになっちゃったバッキバキな肩の「表象」＝イメージでもある、ってことですね。「単に蠢（うごめ）き唸（うな）り声を上げる肉の塊に近い」ゾンビのイメージはバッキバキな肩が戦士の肩やらゾンビの肩やらにとって代わられた感じに近いとのことで、確かにそうかも。問題文ではヴァンパイアと比較されてましたが、確かに「インテリゾンビ」「クセ強ゾンビ」「イケメンゾンビ」とか「元気印のゾンビ」っていないですね。「人」というよりどこかなにかジットリと汗臭い「肉」でその存在が埋もれてもおかしくない身体、もっと踏み込むなら「イヤな身体」だって部分はゾンビの肩もバッキバキな肩も近いものがある。ゾンビの肩は戦士の肩と同じようにバーチャルな存在で物理的に存在するバッキバキな肩とは対になるけど、戦士の肩と違ってゾンビの肩はバッキバキな肩に似ているんだそうです。この辺からはゾンビの肩とバッキバキの肩との類比（似たとこ探し）になってますが、まあバッキバキな肩についてはほったらかし感がつかめればいいのでは。
というわけで、必要な部分は拾えたからそろそろ解答書きますね。字数が20字以内だとのことで結構きついですが、具体化せよなんて一言も書いてないからザックリの説明でいっちゃいます。
解答案：没入の最中に身体として認識されない肉体。（20字）
「肉体」は「魂」「霊」などと対になる概念としての宗教的な意味もあるのでニュアンス的に微妙なところですが、妥協しました（「肉の塊」って書いてるしまあセーフでしょ）。①物質的な身体であること（∵傍線部前部分）、②「忘却される」身体であること（∵傍線部後部分）、の2点がほしいですね。