新「エンレイソウ」10月から利用開始、コワーキングスペースなど新設

Pocket
LINEで送る

本学当局は21日、改修工事の完了した旧ファカルティハウス「エンレイソウ」の建物(北11条西8丁目、北大生協中央食堂隣)に、オープンイノベーションハブ「エンレイソウ」を設置すると発表した。旧レストラン部分などが会員制のコワーキングスペース・情報発信スペースになるとしている。

オープンイノベーションハブ「エンレイソウ」となる建物(8日)

旧ファカルティハウス「エンレイソウ」は団体の会合や展示会場などに利用可能で、レストラン「エルム」も併設していた。しかし、2020年3月にエルムは閉店し、2023年1月からは会議室などの新規利用受付も停止していた。

当局の発表によると、10月2日付で設置されるオープンイノベーションハブ「エンレイソウ」は、「北海道大学の研究者、学生等と他大学、自治体、企業等の内外のステークホルダーが自由に意見交換し、社会課題や地域課題の解決に向けた新たなアイデアを生み出す」ことを目的にする。コワーキングスペースやプレゼンテーションラウンジも個人・団体などに提供する。

3つの壁面に映像を投影できるプレゼンテーションラウンジは、2026年まで本学創基 150 周年記念事業に関係する情報発信をおこなうコミュニケーション活性化拠点「ENLIGHT」としても利用されるとしている。

同施設は会員制だが、本学教職員または学生であれば無料で入会・利用できる。また、学外利用も12月までは無料だとしている。

本施設の開所式は29日におこなわれる予定。また、30日には「ホームカミングデー2023」の行事の1つとして施設の一般開放が行われる。予約は不要で、時間は午前11時から午後4時30分まで。

(取材・執筆・撮影:浜出)
※外部からの指摘を受け、記事の内容を一部修正しました。(2023/09/30 10:50)
※外部からの指摘を受け、記事の文言を一部修正しました。(2023/10/26 21:48)