北大、新入生2546人の大学生活がスタート ━令和5年度入学式
本学の令和5年度入学式(学士課程)が6日、札幌コンベンションセンター(白石区)で行われ、新入生2546人の大学生活が幕を開けた。
マスク着用は任意、「都ぞ弥生」の演奏も
式は午前と午後の2部制で実施。会場でのマスク着用は任意となった。昨年と同様、式の様子はインターネットでライブ配信されたほか、今年は4年ぶりに会場内への保護者の入場が許可された。入場できる保護者は入学者1人につき1人までで、保護者は別室のモニターで式を見守った。
宝金清博総長は告辞で、現在世界が直面している危機について言及。クラーク先生の言葉を紹介して新入生を激励した。午前の部で入学者の宣誓を行った横山佳奈さんは「大学に集った様々な人とともに、自らの無知を自覚しながら真摯に学問に取り組んでいくことを誓います」と話した。
式の後半では、本学の交響楽団・合唱団による寮歌「都ぞ弥生」の演奏・合唱や応援団による演舞などが行われた。入学式で応援団演舞が行われたのは10年ぶりだった。
入学者の声
北海道出身で医学部保健学科に合格した山本莉子さんは「サポートをしてくれた高校の先生や家族が喜んでいる姿を見られてよかった」という。看護職を志望しており、入学後は「看護体験など将来につながることをしたい」と話した。
愛知県出身で経済学部に合格した山田悠人さんは「高校2年生の時に北大を目指し始め、浪人までして入ったので、入学式でとてもうれしい気持ちになった」という。入学後はアルバイトやサークル活動など勉強以外の楽しみを増やしていきたいと話した。
新入生、道外出身者が約7割
本学によると、2023年度の入学者2546人(男子1804人・女子742人)のうち現役生は1821人(71.5%)。北海道外の高校の出身者は1726人(67.8%)と過去10年間で最も多かった。
(取材・執筆・撮影:佐藤)