2023年一般入試、9808人が出願 後期入試の志願者が増加
2月25・26日と3月12日にそれぞれ実施される本学の令和5年度一般入試前期日程・後期日程の出願が、3日17時に締め切られた。志願者数は前期・後期合わせてのべ9808人にのぼり、8000人台に落ち込んだ一昨年から一転して2年連続で増加した。
前期日程では、総合入試理系の志願者減少が目立った。昨年の入試における数学の大幅な難化を受け、一部の受験生が本学を敬遠した可能性がある。また、医学部保健学科作業療法学専攻の倍率(7.4倍)が第1段階選抜予告倍率(5.0倍)を大きく超えた。
医学部保健学科は学科全体でも直近5回の募集で最多の志願者(445人)で、歯学部の志願者も直近5回で最多だ(149人)。一方、医学部医学科(志願者291人)・文学部(志願者330人)・教育学部(志願者55人)・経済学部(志願者328人)では志願者が直近5回で最少となり、学部・学科で明暗が分かれた。
後期日程では、文学部(志願者333人)・教育学部(志願者130人)・法学部(志願者516人)・工学部(志願者1446人)・薬学部(志願者347人)において志願者が直近5回で最多となるなど各学部で志願者が増加し、後期日程全体の志願者も直近5回で最多となった。昨年4月に発表されたTHEインパクトランキングで本学が世界10位に入ったことや新渡戸カレッジの活動などが受験生に評価された可能性がある。
一昨年には新型コロナウイルスの感染拡大のあおりを受け志願者数が過去10年間で初めて9000人を割る事態となったが、後期日程の人気上昇に支えられ本学の志願者数は回復基調にあるようだ。
志願者数の詳細はこちら(本学発表の文書(PDF)に移動します)
(記事執筆:田村)