【受験特集:どんな道でも、道は道】第1回(5) 進学か就職か、出した答えは「北大へ」 野中直樹さん(理学部3年)
北大に入って良かったと思いますか、とためらいながらも記者がそのまま質問をぶつけると、野中さんは「入って良かった」と即答した。
「好きな仕事をしつつ幸せな家庭を築きたい、というフワッとした将来の目標があるから。企業に評価してもらえるくらいに北大で好きなことをしっかり学んでいれば、自分にとって魅力的な仕事に就けてそれなりの年収もついてくるはず。昔の自分にやりたい仕事をくれる人はいなかったけど、北大を卒業すれば仕事を選べる可能性は広がる」
「全ての人が大学に入るべきだなんて思わないけど、漠然とでも理想があるといいよね。自分の場合は、その理想がクリーニングのお店に入る方より大学に入る方に合ってたってことだと思う」
最後に、野中さんは受験生にメッセージを送った。
「『果報は寝て待て』というか何と言うか。うまくいかない日々が続いても、いつかどこかできっといいことが待っている。ホントに寝てたらダメだけど、努力だけはしっかり続けた上でドンと構えていればいいんじゃないかな」
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