【第64回北大祭】記者も体験! 歯科医療の技術を生かした指模型作り
歯学祭は、棟の改装と2回の北大祭対面開催の自粛により、3年ぶりの開催となったため、完全に一から企画された。恒例の指模型作りだけでなく新企画も用意され、来場者は歯について楽しみながら学んだ。
会場の壁には歯に関するクイズが貼られており、乳歯の生える位置を問う問題などがあった。記者がわからない問題について会場スタッフの歯学部生に解説を求めると、非常に細かく説明してくれ、歯学部生の知識量に驚かされた。
2階ホワイエで、記者は指の模型作りを体験した。歯科医療で歯形をとるために用いられるアルジネートが詰まった筒の中に自分の指を入れ、1・2分ほど待ち筒から指を引き抜いた。模型を固めるため数時間おいて再び歯学部棟に行き、自分の指の模型を受け取った。かなりリアルな自分の小指がきれいにラッピングされていてその再現度に驚きつつ、不気味さも感じた。指模型作りは歯学祭の恒例企画で、子供の成長記録のために毎年来る人もいるという。自分の指を立体として残せるのは貴重な体験だった。
ほかにも、新企画のスタンプラリーや模擬店でのたこ焼きや焼き鳥の販売も行われ、充実した内容の祭りとなった。