【第64回北大祭】思いおもいの沿線風景を再現 —北海道大学鉄道研究会

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切符に見立てた入場券をもらい展示室へと入った来場者の目を引いたのは、机に敷いた線路に会員こだわりの車両を走らせた鉄道模型の展示だ。今年は新たに沿線の風景を再現した展示が加えられ、趣向を凝らしたものとなっていた。横浜を走る京浜急行沿線で会員が実際に撮影した写真と全く同じ構図の写真が撮影できる区画や札幌市営地下鉄大通駅ホームの模型の広告部分に人気アイドルグループ日向坂46の写真を貼った区画など、力作がそろった。

各地の鉄道を撮影した写真の展示や今後バスに転換される函館本線の長万部(おしゃまんべ)~小樽間を特集したパネルによる学術展示なども行われ、数十年前から研究会で大切に保存してきたという行先標のコレクションも展示された。

思い出の沿線の風景
行先標

同研究会の塚田尚幸さん(文学部2年)は「ほとんどの会員は対面での北大祭の経験がなかったので準備は手探りだったが、来場者も会員も楽しむことのできる展示ができた。次回も新しい工夫を重ねて展示を作っていきたい」と話した。