【第64回北大祭】「今年もカエル焼くケロ!」 2日間で80キロ完売 —かえる屋さん

Pocket
LINEで送る

緑色の看板に“でかでか”と書かれた「かえる肉」の赤文字が行き交う人の目を引く。鉄板の上には手のひらほどもあるカエルが並べられ、香ばしい香りが漂っている。メインストリートF区画の模擬店「かえる屋さん」では炭火で焼いたカエル肉を販売。2017年の初出店以来、学部・学科の枠を越えた有志が集まり技を引き継いできた。

本州の精肉店から仕入れた台湾産の加工済みウシガエルを下ゆでし、鉄板で炭火焼に。マヨネーズやレモンなどをかけたこともあったが、今年は味付けをシンプルな塩コショウに限定した。記者も実際に食べてみたが、鶏肉のようなさっぱりとした食感でくせがなくおいしかった。

代表の小橋詩音さん(文学部4年)は出店の理由について「北海道の魅力の一つである広大な自然をモチーフにした模擬店をやれば盛り上がると思った。物珍しい、誰もやったことがないようなことがしたかった」と話した。今年は20人の有志が集まったが、経験者が少なく店を回すのに苦労したという。最大2時間半待ちになるほどの盛況ぶりで、用意していた80キロのカエル肉は2日目に完売した。