【速報】データ改ざんの疑い 北大の研究グループ、サイエンス誌掲載論文を取り下げ
本学は4月29日、沢村正也教授(創成研究機構 化学反応創成研究拠点所属)らの研究グループの2020年8月に学術誌サイエンスに掲載された論文が取り下げられることを発表した。論文中のデータに改ざんが疑われる点があるためだという。
沢村教授らは同論文で、脂肪酸を有用物に変換するための人口触媒の開発について発表していた。ただ再現性のないデータが見つかり、研究グループからサイエンス誌に取り下げを申し入れたという。
本学は同論文に関係する数件の論文に対しても「国立大学法⼈北海道大学における研究活動上の不正行為に関する規程」に基づき調査を行い、調査終了後に必要措置をとるとしている。
本学は今回の論文取り下げについて「多大なご迷惑をおかけしますことを、心からお詫び申し上げます」とホームページ上でコメントした。