学生・研究者らの起業支援拠点HX、FMI国際拠点に設置
道内の大学や研究機関、自治体などが参画し、スタートアップ育成支援を活性化しようとする取り組みの一環として、広域支援拠点であるHX(エイチクロス)が10月15日に本学北キャンパスのフード&メディカルイノベーション(FMI)国際拠点に設置された。2021年に始動した「北海道未来創造スタートアップ育成相互支援ネットワーク(HSFC、略称エイチフォース)」に参画している大学などの機関の学生や研究者が利用できる。
エイチフォースは「起業活動支援プログラムの運営」、「起業家育成プログラムを運営する指導・支援人材の育成」、「起業環境の整備」、「プラットフォーム内外のエコシステムの形成」を事業の4つの柱にしている。HXは起業環境の整備の一環として開設された。
HXのコンセプトは「北海道の叡智(えいち)(H)をかけあわせ(X)、旧来の産業構造にトランスフォームを起こす」。本学を含む道内の研究機関や自治体をつなぎ、人材のマッチングや起業を支援するプログラムを行うことで北海道の学生や研究者の起業を支援する。
HXではオンライン会議に対応した打ち合わせスペースを備えており、本学産学・地域協働推進機構(産地機構)のスタッフなどとの起業相談や、交流イベントなども実施している。
起業に関心のある学生は多い
産地機構の産学協働マネージャー千脇美香(はるか)さんは「起業に興味を持っている学生は多いと感じる」と話す。他のスタートアッププログラムを行った際、募集人数50人のところ100人近い学生から多くの応募があったという。関心のある学生や企業などをつなげるため「コミュニティとしての機能を充実させたい」と展望を語った。
HXの詳しい情報は公式ホームページhttps://hokudai-startup.jimdosite.comまで。