個人学習ブース13台を新たに設置 オンライン授業でも利用可能 ―北大付属図書館
本学付属図書館本館2階のオープンエリアに「個人学習ブース」13台が新たに設置され、10月22日から利用が開始された。今回設置されたのは、天井のないセミクローズブース7台と遮音構造のフルクローズブース6台で、セミクローズブースのうち1台はバリアフリー対応型。従来から設置されていたセミクローズブース4台に加え、ブースは計17台になった。
フルクローズブースは壁と天井すべての面が囲われた遮音構造となっており、発声を伴う利用が可能。セミクローズブースは天井がないため発声はできないが、吸音構造でオンデマンドの授業受講などに利用できる。すでに北図書館にある語学自習室と異なり、用途が限られておらず、あらゆる形態の学習・研究活動に利用できる。
バリアフリー対応型のブースは、出入り口が段差のない構造となっている。また、操作しやすい大型の照明スイッチや、設置利用者の体格などに応じて自由に高さを調整できる電動昇降式のデスクが設置されている。バリアフリー型対応型のブース設置の経緯について、同館利用支援課によると、「付属図書館は、すべての学生に快適な学習空間を提供することを目標としている。学生の中には身体の障害により一般的な形態の閲覧席を利用できない方もいるため、そういった方々にも健常者と同様に図書館をご利用いただける環境を整えた」という。
また、同課はこれまで図書館内では行うことができなかった双方向の会話を伴うオンライン授業参加など、多様な形態の学習・研究に活用してほしいとした。