サークル寄稿企画 北大サークルラボ 【第1回】北大野鳥研究会
北海道大学札幌キャンパスでは, 様々な野鳥を見ることができます。ある季節にのみ見られる渡り鳥が通過することもあれば, スズメのように一年中見られる野鳥もいます。今回はこの季節に北海道大学で見ることができる野鳥, “コムクドリ を紹介します。写真の”コムクドリ(雄成鳥)は頭部から胸がクリーム白色で, 肩羽や背は紫色の光沢がありとても色鮮やかな姿をしています。
コムクドリはお馴染みのムクドリの仲間です。例年4月の終わり頃に北大に飛来し,キャンパス内で繁殖します。生息環境は林であり, キャンパスでは木が連なっている所でよく見られます。具体的には大野池周辺や恵迪の森, そしてメインストリート沿いの木々でも見ることができます。コムクドリは樹洞に巣を作るため, 巣穴から顔をのぞかせている姿を見ることもあります。また, 地面に降りている姿を見ることもできます。繁殖が終わると, キャンパスでは7月半ばにはコムクドリは見られなくなります。そして越冬地である東南アジアへと向かうため海を越えていきます。
キャンパスを通った際には是非野鳥に目を向けてみてください。季節の移り変わりを感じることができ, その姿に癒されることを保証します。