北大生協、恵迪寮内の学寮店を閉店 3月末
北大生協は恵迪寮内の購買「学寮店」を3月末で閉店する。学寮店は68年間恵迪寮で営業してきており、寮生の利用者の中からは名残惜しむ声が聞かれた。北大生協が新型コロナウイルスの流行後、店舗の閉店を決めたのは初めて。
学寮店は、2016年度まで売り上げが1000万円ほどあったが、年々減少し19年度には約750万円にまで落ち込んだ。20年度も新型コロナ流行による閉店期間が長かったこともあり赤字。今後も黒字化が見込めないことが閉店の要因となった。
学寮店は恵迪寮内の購買ということもあり寮生との関係も深かった。利用者の男子寮生は「よく利用していたので、なくなってしまうと悲しい」と語った。また元従業員の男子寮生は「寮内で働きやすかったので、なくなってしまい残念」とコメントした。
北大生協は保健学科店、歯学部店を学部の了解を得て、21年度上期に臨時休業させる。獣医学部店は現在交渉中。ただ現在、閉店が決定しているのは学寮店のみだという。