SDGs発想競う学生コンペ 浮草アイデアが優勝 -ハルトプライズ2021学内大会

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優勝したFLOATMEALとオンライン参加の審査員(1月16日、北キャンパス)

国連が後援する世界的な学生ビジネスコンペ大会、ハルトプライズの今年度の学内大会が1月16日に行われ、本学留学生らのチーム「FLOATMEAL」が4チームを抑えて優勝した。同チームは今後世界各都市で行われる地域予選に出場する予定だ。

ハルトプライズでは毎回SDGsに関するテーマが設定され、今回は「食」の問題解決のビジネスアイデアが問われている。FLOATMEALは東南アジアで食されている浮草に注目したアイデアを発表した。

メンバーはバングラデシュ出身のカマル・シュブロ・サジャッドさん(環境科学院博士2年)のほか、同院、経済学院、工学院の留学生ら4人で、それぞれビジネスや機械の設計など得意分野を生かしている。

新型コロナウイルス禍でメンバーが直接会うことが難しく、ウェブ会議はプレゼンの練習に向かず苦労したという。そんな中でもメンバー全員の意見を聞けるような環境を作り「今回の結果に結びつけることができた」とカマル・シュブロさんは語った。

カマル・シュブロさんは「(優勝できて)嬉しかった。今後は地域予選に向け、実際に浮草を育てる段階まで進めたい」と意気込んだ。今回の大会では様々な感染対策が行われた。密を避けるため発表のステージには発表者と最低限のスタッフのみがいるようにし、審査員と観客はビデオ会議ツール「Zoom」を用いて観覧できるようにした。大会運営委員長のサンギータ・ラトナーヤカさん(情報科学院博士3年)は「感染対策とプレゼンのライブ感の両立などを模索し、果敢に挑戦した」と話した。

オンライン配信を行ったメイン会場(1月16日、北キャンパス)