解任の名和氏、騒動後初の公の場 訴訟「検討している」 —北大総長解任
本学総長を6月に解任された名和豊春氏が22日、札幌市内で解任問題について講演し、手続きの問題点などを改めて主張した。騒動以降初めての公の場。会場のエルプラザ(同市北区)には本学教職員や学生、一般市民など83人が集まった。名和氏は講演後、今後の訴訟について「検討している」と話した。
名和氏はフェイスシールドを着用し、姿を現した。講演で「弁明の場は一度もなかった。総長選考会議や文部科学省での陳述は形式的だった」などと訴えた。
名和氏は講演後、記者団に「パワハラはなかった」と改めて主張。訴訟については「検討している」と述べるにとどめた。