地震にもコロナにも負けない北大新聞【インスタント説明会・Vol.1】
ご無沙汰しております。編集部のTSです。
久々のブログ投稿となりましたが、今回から週1回を目安に「インスタント説明会」の連載投稿を開始します。編集部の活動について実感をもって理解を深めていただくことが目的です。
新入生の皆さまを主な読者として想定して記事を発信しますが、どなたにも有益なものを目指しますのでお付き合いよろしくお願いいたします!
さて、初回となる今回は編集部の近況をお伝えします。
ご存知の通り、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、北大では学生の課外活動に大きな制約がかかっています。現状(6月27日時点)では人と人との接触を伴う課外活動は全面的に禁止となり、学内の課外活動施設の使用も停止されています。
編集部ではオンラインでの情報発信は継続していますが、全面的にオンラインで活動し、完全「テレワーク」状態がしばらく続いています。
学生の課外活動は人と人との不要不急な接触の代表例かもしれません。しかし私たちは「北大の情報拠点」を目指すとの理念を掲げている以上、情報発信までをもストップすべきとは考えていません。ウェブサイトを中心に発信を行っていること、また取材はオンラインでもある程度可能なことから停滞なく最新情報をお伝えできると判断し、通常とはかなり異なる形ではあるものの編集部では「活動継続」しています。
最近の記事はオンライン会議システムないしメールや電話で取材したものに、取材先や関係者から提供していただいた画像、あるいは以前の取材で撮影した画像を付けるという要領で作成しています(対人でない場合は新たに撮影するケースもあります)。
また編集部の会議も、以前は学内などで集まって行うのが通常でしたが、現在は全てオンラインに移行しています。私たちには部室などの割り当てられた活動場所がありません。今回のコロナ禍ではそうしたハンデが柔軟な対応を可能にもしました。
思い起こせば、2018年9月の胆振東部地震の際にも通信手段が限られる中、取材・発信に奔走しました。当時道外にいた私は札幌にいるメンバーと途切れ途切れの電話でコミュニケーションをとりながら、情報を集約して記事を執筆しました。今でも鮮明に覚えています。
前代未聞のブラックアウト(大規模停電)の中でも取材しろというのは非常に困難な要求だったと思います。しかし、札幌のメンバーは諦めずに街に繰り出して確実に情報を届けてくれました。大変な経験ではありましたが、自分たちの活動の意義を問い直す大きな出来事になりました。
地震の際の情報発信も、今回のコロナ禍も、現実に直面するまで考えてもいなかった活動形態・内容です。しかし大きな困難を経験する度、私たちは自らの活動の意義を問い直し、できることを怖がらずに実践してきました。
当面は新しい日常の中で模索しながらの活動になるとは思いますが、これからも安全に充分配慮しつつ情報発信を続けてまいります。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!次回もお楽しみに。