北大、レベル3→2に 今学期オンライン授業継続 —新型コロナの行動指針
政府の緊急事態宣言が解除され北海道知事が休業要請を解除したの受け、本学は1日、「新型コロナウイルス感染拡大防止のための北海道大学の行動指針」(BCP)を同日からレベル3から2に引き下げると発表した。また、実習などの一部を除き今学期の授業はオンライン形式を継続する方針も示した。
レベル2への引き下げにより、研究活動の制限は緩み、現在進行中の実験・研究の継続や再開に必要な最小限の研究室関係者の短時間の立ち入りを認める。事務系の職員は出勤者を半数以上減らし、ウェブでの活動を除く学生の課外活動は引き続き全面禁止となる。
授業については「オンラインのみ」だったのを「オンラインを中心」に切り替えるが、新型コロナへの配慮や教育の継続のため今学期中は原則としてオンラインを続ける基本方針を示した。また、実験や実習、演習など一部の対面が必要と判断されるものについては感染予防をした上で実施するとした。学期末試験の実施方法は検討中という。
水産学部のある函館キャンパスでは札幌よりも早く5月25日にレベル2に引き下げられており、実習、実験の一部で今月18日以降、対面授業を行う予定だ。学生に体温の記録を求めたり、消毒液の設置や換気をしたりして新型コロナ対策をとるという。