外出自粛中の生活リズムに気を付けて ―北大・山仲准教授

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新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛が続く中、本学教育学研究院の山仲勇二郎准教授が、生活リズムの乱れに気をつけるよう呼びかけている。また、外でのジョギングなどの運動時に感染を防止するため、注意すべきポイントも紹介している。

山仲准教授は、睡眠科学や時間生物学などを含む生活健康学が専門。自宅で過ごす時間が増えて、生活リズムが乱れないよう、①朝起きたら太陽の光を浴びる、②朝食はよく噛んでしっかり食べる、③メリハリをつけた生活を送る、④夕食が遅くならないように気をつける、⑤夜はできるだけ部屋を暗くして眠くなったら布団に入る――の5つのポイントを挙げている。

具体的には、②の朝食は簡単なものでいいので炭水化物とたんぱく質を取ること、③では、勉強の合間や食事の前などに室内でできる体操やストレッチを行うことなどを勧めている。また⑤では、自宅にいる時間が増えて、パソコンやスマートフォンの使用時間が長くなりやすいが、発せられる光が睡眠に影響するため、夜には使用を控えたり、明るさを抑えたりするよう呼びかけた。これらの情報を「健康維持に役立ててほしい」とした。

また、山仲准教授は外出自粛が始まってから、屋外でウォーキングやジョギングを行う人が増えているのではないか、と指摘。運動時は安静時に比べ、呼吸が大きくなることから、会話を楽しみながらの散歩やジョギングによる、感染拡大の可能性を懸念しているという。外での運動における感染拡大防止のための対策としては、①多くの人が集まる場所・時間帯での運動は避ける②周囲との距離を十分にとって運動する(ウォーキングでは5㍍、ジョギングでは10㍍)③運動時にも鼻と口を覆うマスク・フェイスカバーをつける④帰宅後はすぐに手洗いとうがいをする――の4点を紹介した。1日でも早く多くの人と一緒に運動を楽しめるよう、今は感染拡大防止に努めてほしいと伝えている。

詳細については山仲准教授の研究室ホームページにて公開中。

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