北大生の図鑑で魅力発信 —北大広告研究会
昨年の北大祭で「北大美女図鑑」を初めて販売し、話題を呼んだ。手に取った人たちに北大生の魅力を伝え、北大のPRにも繋げていく。
2年前の秋に東京大や九州大のような大学美女図鑑を作りたいと立ち上がった新しいサークル。初めは有志6人だったが、半年ほどかけ第1弾の製作にこぎつけた。
ツイッターなどで評判になり、用意した700部が完売するほどの反響に。立ち上げメンバーの河野允哉(まさや)さんは「初めてで大きなチャレンジだった」と振り返る。
昨年の図鑑には北大生7人が登場。モデルを比べて優劣をつけるのではなく、「こんな北大生がいるよ」と内面を含めた魅力を広めるのが特徴だ。
製作は登場する学生モデルのスカウトにはじまる。初期のころは何もないところから思いを伝え、協力してもらうのに苦労したという。写真の撮影、モデルを引き立てる編集、誌面の構成などを経て図鑑は出来上がる。
「読者にとってはそれがモデルの全て」(河野さん)とその人本来の魅力を伝えるのに余念がない。時には写真選びなどで意見が割れることもあるが、サークル全員で話し合い、より良いものに仕上げていく。
「魅力ある北大生と交流でき、図鑑で発信することで輪を広げられる」とメンバーの森上寛菜さん。河野さんも「肩肘張らずにできるのがこの活動の魅力」と語る。新入生に向けては「興味を持ってくれる人ともっと楽しんでつくっていければ」と話した。
今年の北大祭で売り出す図鑑は男性モデルやコラムのコーナーを新設。ページ数は昨年の2倍以上の52㌻ほどに拡大を予定し、準備を進めている。