北大、全学の行動指針策定 4段階で研究、授業などの対応定める 現在はレベル2、課外活動は禁止 —新型コロナ

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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、本学は16日、全学共通の「新型コロナウイルス感染拡大防止のための北海道大学の行動指針」(BCP)を策定した。感染の状況によるレベルごとに研究活動や授業などの対応を示すもので、大学活動全般にわたる統一的な対応を定めたのは初めて。

笠原正典総長職務代理が本部長を務める新型コロナウイルス感染症対策本部で決定した。制限のレベルは①制限小②制限中③制限大④活動の原則停止——の4段階で、知事からの要請や、本学関係者の感染などによって変動する。

現在は、本学構成員で2人の感染者が確認されているほか、北海道・札幌市緊急共同宣言が出されていることなどからレベル2の制限中に該当する状況としている。このため、授業はオンラインを中心とし、課外活動は全面禁止にする。研究活動では研究室への立ち入りを必要最小限度にとどめ、会議は原則テレビかメールとなる。

16日には全国が法律による緊急事態宣言の対象となり、今後知事がこれに基づき外出自粛を要請するなどした場合、レベル3に引き上げられる可能性がある。

本学はまた、BCPに基づき17日から職員の半数以上を在宅勤務とすることも決めた。事務職員のほか、施設系技術職員、事務系嘱託職員、事務系非正規職員が対象だ。順次実施し、期間は当分の間としている。

新型コロナを巡っては、8日に2人目の感染者が確認されるなど本学は「極めて憂慮すべき状況にある」としており、笠原総長職務代理は「困難な状況を乗り越えていくには本学の構成員が一丸となって取り組むことが不可欠」と訴えている。

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