文科省が名和総長を聴聞 —解任申し出問題

Pocket
LINEで送る

職員に対する叱責(しっせき)などで本学総長選考会議が名和豊春総長の解任を文部科学相に申し出た問題を巡り、文部科学省は16日、名和総長への聴聞を実施した。関係者の話でわかった。これを踏まえ最終的な解任の判断を文科相がするとみられる。

聴聞は1時間半行われた。はじめの30分で文科省の担当者が話し、その後1時間、名和総長が陳述したという。質問は互いになかった。

名和総長は19日までに北海道大学新聞の取材に応じ、「解任に当たる行為をしておらず、解任手続きに問題があるなどと訴えた」と話した。

名和総長はまた、本学を提訴することを検討しているとも明かした。名和総長は選考会議が設けた調査委員会が総長への聞き取りをしなかったなどと主張。不当な解任手続きで精神的苦痛を受けたとして損害賠償を求める訴訟を考えているという。

本学は解任申し出について「文科省での手続き中なのでコメントは控える」としている。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください