五輪マラソン 北大の動きは―
東京五輪マラソン競技で、本学構内がコースに含まれることが決定してから2カ月が経過した。本学では、事務方トップらで課題の洗い出しなどを行い、笠原正典総長職務代理(理事・副学長)を中心としたプロジェクトチームでは重要事項を話し合っている。
昨年11月1日の札幌開催決定後、本学では同月中旬に関靖直事務局長をトップとし、事務局の部長ら計9人で「インナー会議」を構成。また同時期に、笠原総長職務代理をトップに、理事、副学長、病院長ら10人とインナー会議メンバーを合わせて、19人で「東京五輪競技マラソン札幌開催実行検討プロジェクトチーム」(PT)を発足した。
本学広報課によると、インナー会議では主に、大会組織委員会や札幌市などと情報共有を行い、課題の洗い出しや経費負担の問題にあたっているという。一方、PTでは関係する重要事項の審議などを行っている。
11月28日付で組織委から本学構内をコースとして使用する場合の協力を依頼された。12月19日のコース決定後、同月末には、大会の成功に向けて協力・支援を受けたいという内容で、正式な協力要請があった。
また、今年1月下旬から本学の事務職員1人が札幌市と北海道、北海道警察、競技関係者らで構成された「札幌大通公園会場運営本部」に出向している。