北大、感染の受験者に特別措置 新型肺炎 受験料一部返還、筆記試験免除 —一般入試
新型コロナウイルスによる肺炎について、本学アドミッションセンターは、感染した受験者は今月からの一般入試の2次試験を受験させず、特別措置をとると18日までに発表した。筆記試験のみの学部などの受験者には出願書類などによる総合判定を特例で行う予定で、面接のある受験者は選抜対象外とし、検定料を一部返還する。
本学の2次試験を免除し、大学入試センター試験や出身高校が作成した調査書による総合判定を行う。選抜対象外となるのは、面接のある前期日程の医学部医学科や後期日程の医学部保健学科、歯学部、獣医学部で、17000円の検定料のうち13000円を返還する。
一般入試は前期日程が25・26日、後期日程が3月12日に行われる。本学は「世界規模の緊急事態を鑑みた措置」と説明する。
感染した受験者は試験前日までに本学アドミッションセンター(011・706・7484)に連絡し、状況を確認するよう同センターは呼びかけている。感染の疑いでは措置をとれず、医療機関などでの感染の確認が必要という。
試験当日は受験者にマスク着用を推奨しているほか、試験監督員がマスクをする。