本学入試、志願者数が約6%減 ―受験者の安全志向が影響か

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本学への志願者数の推移

本学は7日、2020年度一般入試の志願者数を確定し公表した。全体の志願者数は9752人で前年度入試に比べ約6%減少し、倍率は4倍となった。前期日程では5474人(倍率2.8倍)で前年度比約6%減少、後期日程では4278人(倍率8.7倍)で約5%の減少となった。

入試区分(学部・専攻など)のうち、前期日程の総合入試文系では386人で前年度から約39%増え、前期医学部保健学科作業療法学専攻では34人で約50%増加した。一方、前期法学部では279人で前年度比約34%減った。後期日程の理学部化学科では123人で約31%減り、後期水産学部では309人で約23%減少した。

河合塾札幌校の河崎力(つとむ)校舎長は、全体の志願者数減少の原因を、受験者の安全志向や道内出身受験者の減少だとみている。センター試験の平均得点が伸び悩み、21年度に入試制度が変わるため、受験者の安全志向が強まり本学への出願控えが起こったと考えられるという。

志願者数が際立って大きく減少した区分については、前年度に志願者が増加し高倍率となったことを受け受験者が出願をためらったためとみられるという。校舎長は、このような現象が前期の法学部や文学部(102人減)の志願者減少などに特に大きく影響したと考えている。

センター試験の得点による第一段階選抜の結果は、前期日程で12日に発表の予定。

 

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