本学、ベトナム・ハノイにもオフィス ベトナム人留学生増加狙う
本学はベトナムの首都ハノイに「ASEANハノイオフィス」を開設した。本学においては7カ所目の海外拠点になる。ベトナム人留学生の増加などを狙う。
ベトナム国家大学ハノイ校科学大学内に今年7月に開設した。同大の職員が運営し、所長には本学国際連携機構副機構長の川野辺創教授が就任。現地での情報収集や、入試広報のほか、海外インターンシップのサポートなどをする。東南アジアにはすでに本学各部局が運営する「リエゾンオフィス」がインドネシアなど3カ国にあり、これらとも連携する。
日本学生支援機構によると、昨年の日本の高等教育機関に在籍するベトナム人留学生数は最も多い中国人留学生(8万6千人)の約5割にあたる4万2千人。一方で本学では今年5月時点で、1位の中国人留学生の1231人に対し、7位の46人にとどまる。「過去5年でそれほど伸びてこなかった」(川野辺教授)状況といい、オフィスの開設で優秀なベトナム人留学生の増加につなげる。
今月6日にはオフィス開所式が現地であり、あわせて研究交流を行う北海道大学交流デーも開いた。
本学は今年に入ってから、5月にロシア・モスクワ、6月に米ポートランドにオフィスを開設している。