【独自】教授解放を受け関係者ら安堵 解放の岩谷教授「全ての方々に心からの御礼」 ―中国での教員拘束

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中国を訪問中に当局に拘束されていた本学法学研究科の岩谷將(のぶ)教授の解放・帰国を受け、学生や教員など本学関係者らからは安堵の声が聞かれた。

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元ゼミ生や教授を知る学生からは、「最初に拘束のニュースを見たときは同じ教室で教えて頂いていた先生がまさか、と思い驚いたが、無事解放されて本当に良かった」「長期にわたって勾留されると思っていたので、比較的早く帰国されて良かったと思う」など喜びの声が上がった。教授をよく知る本学教員からも、「拘束された教員が無事帰国されたとのことで何よりだ。健康にも問題がないと聞き本当に安心した」とのコメントが寄せられた。

同教員は続けて、「本件を受けて、今後の日中関係や学問の自由に、一定の影響はあるだろうと考えている」とも指摘。学術交流への懸念が出ていることが窺える。岩谷教授から指導を受けていたという中国人の元ゼミ生からも、「今回の勾留は、日中関係に貢献したい一人の市民として、非常に残念だと思う」との声が聞かれた。

解放された岩谷教授は本紙の取材に対し、「ご支援をいただいた皆さま、また私や家族を案じて下さった全ての方々に心からの御礼を申し上げます」と関係者らへの感謝を表明した。

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