動物医療センターがロゴマーク募集 「親しみやすさ伝えたい」
本学動物医療センターが同センターのロゴマークを10月31日まで募集している。本学構成員のみ応募可能。採用されたロゴマークは、同センターの象徴として広報などに活用される。
同センターは、本学大学院獣医学研究院・獣医学部の付属教育・研究施設で、年間12000件の診察を行う、地域の中核的総合動物病院だ。同センターは、1912年に開設した本学家畜病院の流れを汲むもので、2013年に設備を拡充し新築された。以後も新しい機材を導入し人員を増やして高度かつ専門的な獣医療体制を充実させている。
今回定めるロゴマークは図であるシンボルマークと文字部分であるロゴタイプで構成されるものだ。同センターが募集するシンボルマークは、本学のイメージカラーである緑を基調とし、白黒印刷に耐えうる図案。同センターは、ロゴタイプのフォントなどについても「応募作品に書き入れてくださるとありがたい」としている。採用作品は同センターのスタッフによる審査で決定、2020年の春頃に公表される見込みだ。目にしてすぐ同センターだと認知されるイメージを作るため、診察券などに使用し、広報に活用する予定だという。
加えて同センターは、ロゴマークが獣医療の質の高さと親しみやすさを伝える一助となることを期待している。同センターでは、他の動物病院からの紹介症例が初診のうち90%以上を占め、高度な獣医療を求め関東地方などからも患者が来院する。そのため、飼い主には同センターに馴染みのない人、紹介されたときに初めて同センターの存在を知る人も多い。他の動物病院での診察後セカンドオピニオンを求めて同センターに来る飼い主も増加している。担当の笹岡一慶特任助教は、「飼い主が安心してペットを預けられる病院だと広く知ってもらう入り口として、イメージ作りは重要だ」と語った。その一つとしてロゴマークの募集に至ったという。また笹岡特任助教は、そのようなイメージが「同センターで研修獣医師となることを検討するきっかけになれば良い、という狙いもある」とも話した。獣医学部の卒業生は卒業後すぐに獣医師として開業することも可能だが、希望者は卒業後教育の一環で規模の大きい病院で研修獣医師として指導を受けることができる。同センターは、獣医師全体の質の向上を目的に研修獣医師の受け入れを積極的に行っているという。
応募は、電子メールに電子データの状態の作品を添付することで可能。送付先のアドレスなど募集についての詳細は以下の特設サイトで確認できる。
https://sites.google.com/eis.hokudai.ac.jp/huvth-logo2019/