北米ポートランドオフィス、あす開設 露モスクワにも6月までに
本学は6月1日、米北西部オレゴン州のポートランドにオフィスを開設する。米国では初めての海外オフィスで、本学と同国間の留学生の派遣・受入や研究交流の推進に取り組むことなどが狙い。ロシア・モスクワにも6月までに新たにオフィスを開設する。
ポートランド州立大学内に「北米ポートランドオフィス」(所長=本学国際連携機構・副機構長の川野辺創教授)を開設する。同大学は1972年より本学の協定校で、これまで学生交流などに長い歴史がある。オフィスの開設によって①現地での情報収集②本学の情報発信③本学から同国へ派遣する学生の支援④同国の大学との研究交流・連携の支援――などを行っていく。
ポートランドは札幌市初の姉妹都市。今年で 60 周年を迎え、その記念事業の一環で6月7日に開所式を開く。本学からは長谷川晃・副学長が出席するほか、秋元克広市長も出席を予定している。
ロシアにも
ロシア・モスクワのモスクワ大学内には6月までに「ロシアモスクワオフィス」(所長=本学アイヌ・先住民研究センターの加藤博文教授)を開設する。
本学は文科省より、ロシアなどで日本への留学生拡大を目指す事業に採択されている。このため同オフィスでは本学オフィスとしての通常業務のほかに、日本全体としての取り組みも実施。留学コーディネーターを常駐させるなどして同国からの留学を促進するという。
(詳報は6月下旬公開の「北大新聞6月号」で)