〜本紹介「生存者ゼロ」〜【編集部ブログ】
皆さんこんにちは。編集部新メンバー、MNです。
初めてブログ記事を書くということで非常に緊張しています。
5月半ばになり、陽気な日が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしですか?
今回は初めての記事ということで手軽に本紹介をしたいと思います。
部屋の本棚の整理中に出てきた本
『生存者ゼロ』安生 正 著。
『生存者ゼロ』は第11回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作であり、「原因不明の症状と未知の生物」に挑む闘いを描いた作品です。
実は、この話のはじまりは、北海道根室半島沖に浮かぶ石油掘削基地で発生した工員の謎の死であり、後半には札幌を中心に物語がすすむという北海道を舞台にした作品なのです。札幌の街が描かれ、札幌在住の方ならば、より想像しながら読めるはずです。
陸上自衛隊員、警察、生物学者、政治家、市民が原因不明の死に挑み……
原因は感染症?生物兵器テロ?超常現象?
そして原因と発生の法則を突き止めた時にはもうすでに……
しかも原因は誰もが知っている彼らだった……
一部のリアルな描写が少しショッキングですが、リアルだからこそ面白いです。
物語前半で謎の死の原因を模索する姿が細かく描かれているためか、物語後半で原因が分かった時は、「いやぁ原因が彼らだったとはなぁ」となります。
これが「オススメ!!」というより、隙間時間に少しミステリアスな雰囲気を味わいたい方に薦めたい一作です。
久しぶりに再会した小説。読む時間もないはず(?)なのについ読みきってしまいました。
たまには小説で活字に触れてみるのも良いかもしれません。