【独自】新入生の9割以上が新歓参加、団体の雰囲気を重視-本紙調査
本学には多くの部活・サークルが存在する。その新歓活動(加入希望者向けの説明会など)も活発で、数多くの新入生が4月中に部活・サークルへの加入を決めたと思われる。
そこで本紙は、新歓が盛んに行われた4月中旬から下旬にかけて、新入生に対して新歓に関するアンケートを行った。新入生の新歓への意識を調査し、新歓ないし部活・サークルに対してどのような点を重視しているかを見出す目的だ。
質問事項と回答を図に示す。
新歓への参加について、9割以上の新入生が新歓に参加したと回答。その中でも「1~6つ」が全体の4分の3を占めており、新入生としてはこの辺りが主流と思われる。一方で、「7~9つ」は14%、10以上参加した人も僅かながら存在し、日程を上手くやり繰りして新歓を「はしご」する強者もいるようだ。また、全く参加していない人が7%と、新歓にあまり積極的でない新入生も一定数いることが見て取れる。
兼部・兼サーについては59%が「はい」と回答。課外活動で大学生活の充実を図る人が多いことが分かる。意外にも、調査時点で加入を決めていない人も散見された。回答の組み合わせとして、「決めてはいないが兼部・兼サーはしたい」という声も見られ、最後まで加入先に迷う新入生が少なからず存在することが判明した。
そのほか、新歓情報の入手手段はビラとSNSが大多数を占めた。一方で、人づてで参加したという人も一定数存在する。また、新歓参加の決め手は「面白そう」「雰囲気が良い」という回答が多かった。詳しい活動内容を知らない新入生にとっては、その団体の空気感が一番の判断材料になると言えそうだ。一部、「ご飯が食べられる」という意見も見受けられた。先輩の人柄に惹かれたパターンも少なくないようだ。
結果としては、多くの新入生が部活・サークルに対して積極的であり、新歓参加にあたってはその団体の楽しさ・雰囲気を重視する人が多かった。また、兼部・兼サーをする予定の人が過半数で、1つの団体にこだわらない新入生が多いようだ。ゴールデンウィークが明け、新入生も本格的に活動へ参加していくであろう時期。今一度、各々の部活・サークルで新歓活動を見直してみるのも良いかも知れない。
※n=72。新入生を対象に直接聞き取り調査。期間は4/17-26。「どのように新歓情報を手に入れましたか?」「新歓参加の決め手は?」の2項目は複数回答可
※5/17 一部、表記を修正しました。