大雪、強風… 飛行機の遅延・欠航時の情報収集法 飛行機利用者必見【編集部ブログ】
皆さま、こんにちは。編集部YSです。前回は北大や札幌の写真を取り上げましたが、いったんお休みして、違う話題を書いていきたいと思います。
今回のテーマは飛行機の遅延・欠航への対応策です。北大は道外出身者が6割を占める(2018年度入学生)ほど多く、必然的に飛行機を利用する学生も多いと思います。しかし、ここは北海道。冬時期の利用では「雪リスク」も常に付きまといます。そこで、大雪などで運航に乱れが生じる、または見込まれる際、どう情報収集して対応していけばいいのかを私の経験からまとめてみました。※ANAやJALなどの大手航空会社を利用する場合を想定しています。
ツール
使うツールは以下の3つです。(いずれもスマホ対応)
・航空会社の運航情報、運航の見通し(サイト・アプリ)
…航空会社が発表する公式の運航情報。一便一便の運航状況や、向こう1~数日程度の運航の見通しを確認できます。
・フライトお天気(サイト)
…飛行機利用に役立つ気象情報を一元的にまとめているサイト。一般的な雨雲レーダーから、各空港の時系列予報、プロ向けの解説資料などもあります。
・Flightradar24(サイト・アプリ)
…リアルタイムで飛行機がどこを飛んでいるかを確認できるサイト・アプリ。
ここから、降雪の場合を例に、フライトの前日、当日の情報の収集・活用方法を書いていきます。少しマニアックすぎるかもしれませんが、ご容赦ください。
前日
まずは航空会社の運航の見通しを確認します。
もし、このように利用する空港が悪天候に伴う遅延・欠航の可能性があると表示されていた場合、注意が必要です。大手2社の場合、この段階で、どの運賃であっても無料で変更・払い戻しを受け付けてくれることもあります。
悪天候が見込まれたので、次のステップに移ります。
フライトお天気に接続し、このように3時間ごとの時系列予想を確認します。時系列予想で、降雪のピークを確認します。※注意…ここで表示されている時刻は世界協定時(UTC)のため、日本時間はこれに+9時間です。
当日
そして、迎えた当日。キーワードは「到着便を確認」です。今度はまずFlightradar24を確認します。
飛行機は、朝方を除き大体の場合、別の空港からの到着便として降り立ち、45分ほどで出発便として飛び立っていきます。このため、到着便が遅れるもしくは着陸できないと、必然的に遅延・欠航が発生します。つまり、利用便に使われる飛行機がどの到着便であるか確認することが重要。そこで、Flightradar24が役立ちます。
JA601J(この場合)のような機体番号は車のナンバープレートのようなものです。これを確認すると、利用便の機材がどの到着便に充当されたかわかります。
到着便がわかったところで次に。
今度は航空会社の運航情報を確認します。到着便の便名(この場合JL517便)を入力し、状況を確認します。
ここでは、飛び立った(こっちに向かっている)か否か、大幅に遅延しているか否かなどをみます。
小幅な遅延などの場合は大丈夫ですが、引き返しの可能性ありと表示されていたり、欠航もしくは大幅に遅延していたりしたときは次のステップに進みます。
前者の場合はウォッチを継続、後者の場合は振り替えの手続きに入るのが得策でしょう。
振り替えの方法は3パターンほどあります。ウェブ(航空会社HP)、カウンター、電話の3つで、個人的にはウェブがおすすめ。こういった状況では、カウンターは人が溢れ、電話はなかなか繋がらないためです。
ひとたび欠航が発生すると、沢山の人が影響を受けるため、振り替え便のチケットは争奪戦の様相を呈します。私が経験したケースでは、欠航が発生し、ウェブで振り替えを完了した後、たった20分ほどで振り替え便(次の便)はうまりました。このため、即時性のあるウェブ手続きが良いと思います。※ホテルとセットの航空券などウェブ手続きができないものもあります。
また、振り替え便の選択は雨雲レーダーなどの気象情報をチェックしながら行うのが良いでしょう。
最後に
今年も終わりに近づきこれから帰省の時期を迎えます。あいにく28日ごろをピークに寒波の到来も予想され、交通機関への影響の可能性もいわれています。交通機関が乱れた際は、ここに書いた情報も参考にして頂ければと思います。
※ここに書いた情報はあくまで私の経験によるものです。何か不利益が生じた際の責任は負いかねますのでご容赦ください。