AIが札幌の観光画像を提案 本学・長谷山研究室がチ・カ・ホで体験イベント

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札幌の観光画像が表示されたデジタルサイネージ(7日、チ・カ・ホ)

画像を選択する利用者の好みを人工知能(AI)が推定し、利用者がより好む画像を提案する。そんな最先端のAIシステムの体験イベントが札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)北2条広場西側のデジタルサイネージ(電子看板)で行われている。

イベントは本学情報科学研究科の長谷山研究室(メディアダイナミクス研究室)が企画した。利用者がデジタルサイネージに表示された札幌の観光画像を3~5枚選択し、それをもとにAIが利用者の好みに合致した札幌の観光画像を提案する仕組み。AIは選択された画像のほか、センサーで検知した選択時の利用者の動きからおすすめの画像を選び出す。また、選び出された画像のみならず、その関連画像も表示される。

同研究室は2012年からチ・カ・ホで、AIを使ったイベントを行っている。最先端の研究によって実現されるシステムの実証実験との位置付けだ。今回のシステムでは、複数人による操作を可能とし、ある利用者が選んだ画像が他の利用者にも提示されるなど、利用者間でのコミュニケーションを促す機能も取り入れたという。同研究室の原川良介特任助教は「(このシステムにより)観光客が画像を通してわかりやすく札幌の魅力を知ったり、住んでいる人も新たな札幌を発見できる」と話した。

イベントは今月11日まで、チ・カ・ホの北2条広場西側で行われている。

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