積雪とロードヒーティング【編集部ブログ】
皆様こんにちは。北海道大学新聞編集部のNRです。ここ一週間ほどでかなり冷え込みが強くなり、冬の訪れを感じています。
冬ならではのもの、ということで今回はロードヒーティングを取り上げたいと思います。ロードヒーティングとは、道路・歩道上に積もっている雪を融かす設備です。除雪の手間を省き、凍結を防ぐ役割を果たしています。雪が降れば、当然のことながら路面状況が大きく変わりますよね。私たちの生活事情もまた然り。自転車は使えなくなり、滑って転倒しないよう注意しなければならず、履ける靴も限られます。ロードヒーティングが備わっている場所では、少なくとも2つ目に挙げたスリップの心配が無くなるというわけです。転ばず安心して歩けるということで、私は1年生のころ「安全地帯」と呼んでいました(通常「安全地帯」は全く別のものを指す言葉です。ご注意ください)。
また、ロードヒーティングは全ての道路に設置されているわけではありません。地域の気候や雪の特性、交通量、道路の勾配や幅員等を考慮した上で、設置場所が決まるそうです。そう言われてみると確かに、雪が積もっていない道路は札幌市内でも特に中心部に多いな、と感じます。ロードヒーティングは北海道だけでなく、他の降雪地域でも取り入れられているそうです。
また、ロードヒーティングを設置することで、スリップによる転倒や事故発生の心配は少なくなる一方、設置やメンテナンスにコストがかかる等、やはり新たな悩みが生まれるのも事実です。
例年に比べ、かなり初雪観測が遅いと言われる今冬ですが、最近ようやく週間天気予報に雪だるまマークのつく日が見られるようになりました。北海道に来て何回目かの今年の冬こそ、絶対に転んではいけないチャレンジを達成しなければと思い始める今日この頃です。
また、雪が降ることで生まれる美しい景観や、寒冷地ならではのスポーツがあることを考えると、雪のある生活を楽しむのも悪くないと感じます。
皆さんも北海道での冬を存分に楽しんで下さい。