ホームページ一時閲覧不可に【そのとき学内は…】
9月6日に発生した胆振(いぶり)地方中東部を震源とする地震の影響で、本学ホームページが一時閲覧できない状態に陥った。この原因について、北大新聞は本学ホームページの管理に携わる総務企画部の職員に話を聞いた。
本学ホームページは情報基盤センターにあるサーバーを介して提供されている。サーバーとはウェブページの表示に必要な画像などを保存しておくコンピューターのことで、本学で用いられているサーバーは情報基盤センターに集中している。今回のホームページ停止は、地震による広域停電の影響でサーバーに電力が供給されなくなったために発生した。
なお、情報基盤センターには非常用電源が備え付けられているが、これはメールなど情報のやり取りに用いるネットワークを動かすために使われた。消費電力の大きいサーバーに提供するだけの電力を賄うものではないという。
ホームページが復旧したのは9月10日午前。停電中の対応について担当者は「サーバーに電力が供 給されない限り復旧作業に取り組めない。それまでは本学公式フェイスブックで情報発信したり、ホームページにアクセスした方が エラー表示で混乱しないよう、表示をメンテナンス中の画像に差し替えるなどの対応を行った」と説明する。また、停電による保有データへの被害については、「バックアップを取っていたため重大なダメージはなかった」と話す。現在は各部署で再発時の対策を検討しているが、停電時の情報発信のあり方が課題となるだろう。