北大マルシェ2018 MOTTAINAIをテーマに開催

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各農家のブースが立ち並ぶ農学部前

道産食品の祭典・北大マルシェが18・19日の2日間にわたり本学農学部前で開催された。道内各地から様々な農畜産物が集まり、会場は多数の来場者でにぎわった。

北大マルシェは毎年開催される学生運営のイベントで、今年度で9回目を迎える。来場者数は年々増加しており、昨年度は過去最高の約1万1千人が来場した。今年度のテーマは「MOTTAINAI~私たちにできること~」。会場には食品ロスに関する展示や、出店者の食品ロスに対する思いを記したポップアップが掲示された。テーマの選出理由について、北大マルシェ2018実行委員会の植田宜孝さんは、「案は色々あったが、学生だからこそできること、今だからこそできることをしたいという思いからこのテーマに決定した」と語る。

今回の北大マルシェで特に取り上げられているのがエゾシカだ。北海道に数多く生息するエゾシカだが、捕獲数に対し食肉として利用されているのは2割弱。衛生上の問題で流通しにくいのだという。食品ロスについて考える北大マルシェ実行委員会はこれに着目。エゾシカに関するムービーの上映やポスターの展示が行われた。また、エゾシカピザ工房によりエゾシカ肉を用いたピザも販売され、一時オーダーストップとなるなど大好評を博した。

植田さんに改めて来場者へのメッセージを聞いた。「何を伝えるかは難しいが、まず食品ロスについて現状を知ってほしい。そして、小さなことでもいいから行動を起こしてほしい。食べ残しをしないなど身近なことでよい。それが『私たちにできること』というテーマに込められた願いだ」と、学生の目線から社会問題に取り組む熱意を口にした。

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