世界のオイシイ料理が集結 IFF

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世界各国の料理が集結するIFF(International Food Festival)が、今年も北大祭に登場した。アジアからヨーロッパ、さらにはアフリカまで、各地のこだわりの料理店が30店並んだ。
本記事ではその中の一部を記者の食レポとともに紹介する。

インドネシア「Satay Bang Kumins」

「本当にキュウリの味がする。すげーうまい」。通りすがりの男の子が緑色の飲み物を手にそう言った。このユニークなジュースを売っていたのは、インドネシアからの留学生らだった。聞けば、彼らにとっては一般的な飲み物だという。「ムスリムはラマダン明けに、お腹にやさしくて甘いジュースを飲んで食生活を再開することが多い」。日本でなかなかお目にかかれないこのジュースの味だが、甘くすっきりとしていて美味しく、本当にキュウリの味がした。

トルコ「トルコの宝」

トルコ人留学生2人で運営される「トルコの宝」では、チーズやポテトフライなど変わったものが中に入ったツイスターを販売していた。IFF部門1位を受賞した彼らに、おめでとうございますと伝えると、そんなにすごいの?との返事。ボケたのかと思ったが、なんと彼らは初めての出店だったそうだ。「日本でトルコが話題に上ることは滅多にない。祖国のPRも兼ねて今回の出店を決めた。食は文化だから」という言葉が印象的だった。

アフリカ「SAHARA BROTHERS」

「アリガトー」と賑やかな掛け声が聞こえてくるのはアフリカ「SAHARA BROTHERS」。商品が売れるたび明るく、ノリの良い声が響く。品数は3点と多くないものの、こだわりのアフリカ料理が売られていた。記者は店員おすすめのパフ・パフ(揚げパンのような甘い料理)とソレル(パイナップルとハイビスカスのジュース)のセットを購入した。パフ・パフはもちもちの食感と、砂糖などを振りかけない優しい甘さでクセになる味わい。ソレルはパイン果汁とハイビスカスの香りが調和する、リフレッシュに最適な飲み物だった。

インドネシア「SOTO AYAM」

陽気なインドネシア人が接客するのは「SOTO AYAM」だ。店名の由来になった家庭料理のソトアヤム(ココナッツ風味のチキンスープ)をはじめ、デザートやコーヒーなども並ぶ。記者はその中からグリーンバナナアイスを実食した。イチゴシロップのかかったかき氷の上にココナッツミルクやバナナが乗り、新食感で楽しめた。

▲陽気な店員 笑顔で撮影に応じてくれた

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