北大生に新たなプラットフォームを −jagajaga【学内メディアの今昔】
学生向けの双方向雑食メディア
jagajagaは2016年5月に誕生した学生向けWEBメディアだ。不定期に記事を更新している。
同メディアの立ち上げは学生の活動に対する問題意識に起因する。立ち上げにあたった前編集長は、ビラ配りやポスター掲示が主流の新歓などの宣伝活動などに対し、WEB上で新たなプラットフォームがあれば便利なのではないかと考えていた。
そこで2016年春、個人的なつながりを使ってメンバーを募り、サイトを開設。オープン直後に北大祭関連の記事を数多く掲載し、知名度を一気に高めた。運営は同じく新興学生メディアである東大のUmeeT(ユーミート)や京大の360°(サンロクマル)を参考にした。学生の自主性を重んじ各自が自由に記事を書くとともに、あえて大学からの公認は申請しない。
jagajagaが対象としている読者はあくまで学生だ。“北大生による北大生のためのプラットフォーム”を標榜している。SNSのように気軽に情報を発信してもらうため、扱うジャンルに縛りは設けていない。単に読み物として記事を読んでもらうだけではなく、使ってもらうことも重視している。サークル等の団体紹介やインタビュー、グルメからイベント広告に至るまで、バラエティに富んだ記事を通じて学生間の双方向のつながりの創出を試みる。運営は約10名の中心メンバーが行うが、これと合わせて数多くの外部ライターが記事を書く。
あらゆる学生の間の架け橋を目指して
立ち上げ時、WEB上のプラットフォームを作ることのほかにも目標はもう一つあった。あらゆる学生を”乳化”させるということだ。当初のメンバーの間で、北大では自分から行動を起こす学生が少ないという認識があった。そこで、あらゆる学生の間の距離感をなくす架け橋となることを目標に設定。新たな賛同者、さらには学生間のコミュニケーションを生み出そうという狙いで、学生のユニークな取り組みや日頃なかなか見えない部分を紹介することにした。
jagajaga編集長の桶智輝さんは、「北大生全員にjagajagaの存在を知ってもらい、誰もが情報を発信できるようになること。そして全員で作り上げていくことが目標だ」と話す。
参考:jagajagaホームページ http://hu-jagajaga.com/